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みずいろの風よ    大手拓次

かぜよ、

松林(しょうりん)をぬけてくる 五月の風よ、

うすみどりの風よ、

そよかぜよ、そよかぜよ、ねむりの風よ、

わたしの手を わたしの足を

わたしの髪を なよなよとする風よ、

そして夢におぼれるわたしの心を

みずいろの ひかりのなかに 覚まさせる風よ、

かなしみとさびしさを

ひとつひとつ消してゆく風よ、

やわらかい うまれたばかりの銀色の風よ、

かぜよ、かぜよ、

かろくうずまく さやさやとした海辺の風よ、

風はおまえの手のように しろく つめたく

薔薇の花びらのかげのように ふくよかに

ゆれている ゆれている、

わたしの あわいまどろみのうえに。

5月17日

カキツバタ(杜若)

アヤメ科アヤメ属  多年草
原産地 日本、中国、シベリア
花期間 5月
九州から北海道までほぼ日本全土に分布しています。花色は青紫で(白花もある)花弁の基部に白い筋状の模様が入っています。万葉の昔から日本人に親しまれてきた花です。在原業平をモデルにしたといわれる平安初期の歌物語「伊勢物語」東下りの段の歌にカキツバタが読み込まれているのは有名です。

   ら衣 
    つつなれにし
     ましあれば
      るばるきぬる
       びをしぞ思ふ

堺市浜寺公園バラ園にて(5月15日)

はつなつの 序章のごとく杜若
     ひと夜のうちに 咲きそろふはや

                         
飯田 明子

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