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京都府立植物園

京都府立植物園

花の文化園

シャクヤク(芍薬)

5月10日

ボタン科ボタン属 落葉低木
原産地  中国、アジア北東部
花期間 5月〜6月
牡丹が咲き終わったころから芍薬の花が咲き初めます。中国では牡丹が「花王」、芍薬が宰相の「花相」と呼ばれています。いずれも日本には奈良時代に薬草として伝わりました。「立てば芍薬、座れば牡丹」のように美人を形容する言葉が生まれたほど美しい花です。近年は欧米で改良が進み、より派手目な色・形が作られているようです。日本にはヤマシャクヤクという種類が自生しています。

禁制の果実     竹久夢二

白壁へ
戯絵(ざれえ)をかきし科(とが)として
くらき土蔵へいれられぬ。
よべどさけべど誰ひとり
小鳥をすくふものもなし。
泣きくたぶれて長持(ながもち)の
蓋(ふた)をひらけばみもそめぬ
「未知の世界」の夢の香に
ちひさき霊(たま)は身にそはず。

窓より夏の日がさせば
国貞ゑがく絵草紙(えぞうし)の
「偐紫(にせむらさき)」の桐の花
光(ひかる)の君の袖にちる。
麻耶の谷間にほろほろと
頻迦(びんが)の鳥の声きけば
悉多太子(しったたいし)も泣きださん。

魔性(ましょう)の蜘蛛(くも)の絲(い)にまかれ
白縫姫(しらぬいひめ)と添臥しの
風は白帆の夢をのせ
いつかうとうとねたさうな。

蔵の二階の金網に
赤い夕日がかつとてり
さむれば母の膝まくら。

河内長野市大阪府立花の文化園にて

芍薬の つんと咲きけり 禅宗寺
                   小林一茶

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