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12月18日

リナリア(矮性種”グッピー”)

人を信ずることは人を救ふ。
かなり不良性のあつたわたくしを
智恵子は頭から信じてかかつた。
いきなり内懐に飛びこまれて
わたくしは自分の不良性を失った。
わたくし自身も知らない何ものかが
こんな自分の中にあることを知らされて
わたくしはたじろいだ。
少しめんくらって立ちなほり、
智恵子のまじめな純粋な
息をもつかない肉薄に
或日はつと気がついた。
わたくしの眼から珍しい涙がながれ、
わたくしはあらためて智恵子に向つた。
智恵子はにこやかにわたくしを迎へ、
その清浄な甘い香りでわたくしを包んだ。
わたくしはその甘美に酔って一切を忘れた。
わたくしの猛獣性をさへ物ともしない
この天の族なる一女性の不可思議力に
無頼のわたくしは初めて自分の位置を知つた。

春のリナリア(4月21日)淡路島夢舞台にて

ゴマノハグサ科リナリア属
原産地 北アフリカ・モロッコ、スペイン
花期間 通常は3月〜7月秋咲9月・10月
矮生種グッピーは12月〜4月に咲く
リナリアは別名「姫金魚草」とも呼ばれ、小型の愛らしい多彩な色の花を長期間咲かせるので、最近の花壇にはよく植えられています。グッピーは最近開発された極矮性で通常のリナリアが40〜60cmの高さに対し約20cmくらいの高さです。寒さに強く冬の間も咲き続けるよう改良された品種です。


濁る世を憤りてはきほいたちし
日々よみがへる月にむかへば

                 来嶋靖生

あ の 頃     高村光太郎


写真はクリックすると1024×768ピクセルの壁紙サイズの画像がでます

伊丹市立昆虫館にて(12月16日)
昆虫館温室では年中各種の蝶が見られ
蜜源として多くの花が植えられています

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