
水 仙 W.ワーズワース
(訳)田部重治
12月12日
スイセン(日本水仙)
大阪府立花の文化園にて(12月10日)
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花の文化園に行ってみると、白い水仙ガリルと日本水仙が咲き始めていました。
ヒガンバナ科スイセン属 房咲き水仙
原産地 地中海沿岸
花期間 12月中旬〜2月
日本には平安時代に中国から渡来。関西では水仙の名所として淡路島の黒岩水仙郷や立川水仙郷(両方とも500万本)が有名です。最近は越前海岸の人気も上昇しています。
老いてなほ艶(えん)とよぶべきものありや
花は始めも終りもよろし
斉藤 史
谷また丘のうえ高く漂う雲のごと、
われひとりさ迷い行けば、
折りしも見出たる一群の
黄金(こがね)色に輝く水仙の花、
湖のほとり、木立の下に、
微風に翻(ひるがえ)りつつ、はた、踊りつつ。
天の河に輝きまたたく
星の如くに打ちつづき、
彼らは入江の岸に沿うて、
はてしなき一列となりてのびぬ。
一目にはいる百千(ももち)の花は、
たのしげなる踊りに頭をふる。
ほとりなる波は踊れど、
嬉しさは花こそまされ。
かくも快よき仲間の間には、
詩人(うたびと)の心も自ら浮き立つ。
われ飽かず見入りぬ――されど、
そはわれに富をもたらせしことには気付かざりし。
心うつろに、或いは物思いに沈みて、
われ長椅子に横たわるとき、
独り居の喜びなる胸の内に、
水仙の花、しばしば、ひらめく。
わが心は喜びに満ちあふれ、
水仙とともに踊る。