八重咲き

アブラナ科アラセイトウ(マッテイオラ)属
原産地 ヨーロッパ地中海沿岸
花期間 10月〜4月
別名  紫羅欄花(あらせいとう)
現在、一般に栽培されているのはガーデンストックと呼ばれている種類です。
 日本には江戸時代に入ってきたようですが、一般に出回るようになったのは大正時代になってからです。花の少ない冬に、春を思わせる明るい花色が好まれています。見頃は3月が一番の盛りになります。
 一重の花や八重の花などがあり、大きく穂状に咲き揃ったときは見事です。


一重咲き

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11月20日

ストック(アラセイトウ)

以下はすべて京都府立植物園で写す


八重咲き

八重咲き

一重咲き

八重咲き

兵庫フラワーセンターにて

人おのおの生きて苦しむ さもあらばあれ
絢爛(けんらん)として生きんとぞ思ふ

                  尾崎左永子

わたしを束ねないで      新川和江

わたしを束ねないで
あらせいとうの花のように
白い葱のように
束ねないでください  わたしは稲穂
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲穂

わたしを止めないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください  わたしは羽撃(はばた)き
こやみなく空のひろさをかいさぐっている
目には見えないつばさの音

わたしを注がないで
日常性に薄められた牛乳のように
ぬるい酒のように
注がないでください  わたしは海
夜 とほうもなく満ちてくる
苦い潮(うしお) ふちのない水

わたしを名付けないで
娘という名  妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
坐りきりにさせないでください  わたしは風
りんごの木と
泉のありかを知っている風

わたしを区切らないで
,(コンマ)や.(ピリオド)  いくつかの段落
そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには
こまめにけりをつけないでください  わたしは終りのない文書
川と同じに
はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩

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