その馬はうしろを振り向いて
誰もまだ見たことのないものを見た。
それからユウカリの木の陰で
牧草をまた食べ続けた。

それは人間でも樹でもなく
また牝馬でもなかったのだ。
葉むらの上にざわめいた
風のなごりでもなかったのだ。

それは もう一頭の或る馬が
二万世紀もの昔のこと
不意にうしろを振り向いた
ちょうどそのときに見たものだった。

そうしてそれはもはや誰ひとり
人間も 馬も 魚も 昆虫も
二度と見ないものに違いないものだった。 大地が
腕も 脚も 首も欠け落ちた
彫像の残骸にすぎなくなるときまで。



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ピメリア・サラ

2月29

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動  作      ジュール・シュペルヴィエル
            (訳)安藤元雄

なみだで
あらわれるたび
まなこがふかくなり
うれいが ふかくなる

ジンチョウゲ科ピメレア属 常緑小低木
原産地 オーストラリア西海岸地方
花期間 日本では4月〜5月
別名 ピメリア・スターローズ
    ピメリア・ライスシャワー
 ふわふわとした手毬状のやさしい感じの花で中心部がほんのりピンクがかっています。
 花全体が濃いピンク色のものもあり、これはピメリア・ロゼアと呼ばれて、近年は花屋さんに、この白花とピンクの花が並べて売られているようです。
 ピメリア属の植物はオーストラリアに約100種類ほどあるそうです。

淡路島夢舞台プロムナードガーデンにて

うれい      あいだみつお

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