HOMEへ


今日の花2月目次へ

前月目次へ

2月15

海の若者    佐藤春夫

ヘリオフィラ・ロンギフォリア

京都植物園にて

アブラナ科ヘリオフィラ属 1年草
原産地 南アフリカ
花期間 3月〜5月
最近流通しだした新しい花です。直径1cmくらいの花が細くのびた茎に沢山ついて、青い星を撒き散らしたようにきれいです。   私は大正時代に15歳で夭折した詩人、清水澄子の「心」の詩の中に出てくる「星影草」のイメージが浮ぶので、勝手に星影草と呼んでいます。

若者は海で生まれた。

風を孕んだ帆の乳房で育つた。

すばらしく巨きくなつた。

或る日 海へ出て

彼は もう 帰らない。

もしかするとあのどつしりした足どりで

海へ大股に歩み込んだのだ。

とり残された者どもは

泣いて小さな墓をたてた。

 心   清水澄子

あなたの心が海ならば
私は船になりましょう
そして一人でこぎましょう

あなたの心が山ならば
私は野草になりましょう
そして一人で咲きましょう

あなたの心が星ならば
私は星影草になりましょう
そして夕方一人でにおいましょう


いろんな望みがありますの
だけどあなたの心は人間だ

写真はクリックすると1024×768ピクセルの壁紙サイズの画像がでます

前日へ

今日の花目次へ

次の日へ